<炭鉱の知識>
2007/10/09 日記<炭鉱>
炭鉱
炭鉱(たんこう)とは、石炭を掘り出すための鉱山のこと。。なお、炭鉱は石炭を掘り出す鉱山そのものを指すが、しばしば同じ読みで炭砿(旧字体では炭礦)とも表記される。石炭は金属ではなく、その採掘地を金属鉱山とは呼べないため、漢字の偏が「金偏」ではなく「石偏」となるのが正しいという理由である。また、石炭採掘の坑道という意味の炭坑もしばしば炭鉱と同義で使われるが、この項目では「炭鉱」の用語に統一して記述する。
過去には日本にも石狩炭田や筑豊炭田などを中心に800以上あったが、2007年現在、坑道掘りでは太平洋炭礦を引き継いだ釧路コールマイン以外すべて閉山している。露天掘りでは、(株)砂子組が砂子炭坑三笠露天掘坑(三笠市奔別鳥居沢町)で採掘し北海道電力へ納入している他、数社が露天掘りをおこなっている。
炭鉱事故
ガス爆発
石炭を含む炭層には、石炭が生成される時の副産物としてメタンガスが溜まっている事が多い。このメタンガスの存在が、爆発事故を誘発しやすくしている。特に閉鎖空間での作業が強いられる坑道掘りでは、メタンガスの濃度を常時監視する必要がある。しかし、最新の設備を充実させてもガス爆発を防ぐ抜本的な解決法は現在も確立されておらず、中国やロシアの炭鉱では度々事故が発生している。
ガス突出
上記したようなメタンガスを大量に含む個所を掘り抜いた時に発生する。メタンガスそのものは人体には無害だが、一酸化炭素などの有毒ガスが同時に溜まっている時も多く、ガス中毒などで犠牲者を出す事がある。また、大量のメタンガスが一挙に噴出する為、直後にガス爆発などが発生する事が多い。
坑内火災
炭鉱事故の中でも最悪の事故である。通常の火災と違い、周囲に可燃物である石炭が大量に存在する為、鎮火するまでに長時間かかる事がほとんどである。また、坑道が煙突となって熱や煙の通り道になる為、一度発生すると多くの犠牲者が出る事になる。坑道の入り口を塞いで酸欠状態にする事で火を消し止める手法が一般的だが、最終手段として近くの川などから注水して坑道を水没させる手法も取られる事がある。ただし、いずれの場合も作業員を事前に救護する手段を講じる必要がある(1981年に発生した北炭夕張新炭鉱ガス突出事故では、坑内に作業員が取り残された状態で注水作業を開始した為、会社側は多くの批判を浴びた)。
海水流入
海底に鉱区がある炭鉱で落盤が起きた時に発生する事故である。海底炭鉱では坑内火災をも超える最悪の事故で、大量の海水で坑道が瞬時に水没する為、中にいた作業員は全員が死亡する。また、救出はおろか遺体の搬出すら不可能であり、そのまま坑道が放棄される事になる。
日本の炭鉱事故
日本では明治年間になると殖産興業の名の下、鉱山開発が盛んに行われた。しかし、当時の鉱山の安全対策は劣悪な場合が多く、特にガス爆発や粉塵爆発が発生しやすい炭鉱においては、しばしば大規模な事故が発生した。小規模な死傷事故は、記録に残っていない事故まで含めると膨大な数となると考えられる。第二次世界大戦後、安全対策が充実すると事故の発生件数は劇的に減少したが、高コスト、流体エネルギーへの転換、輸入炭の増大などから閉山が相次ぐ。
日本の主な炭鉱事故
中華人民共和国の炭鉱事故
中華人民共和国では、1990年代以降、経済の発展と共にエネルギー需要が逼迫し、小規模な炭鉱開発が無数に行われるようになった。政府は法令を整え安全対策などの充実を図るものの、貧弱な施設で操業する中・小企業及び無届け業者が非常に多く大事故の発生が絶えない(無届け業者は事故が発生すると、救助を行う前に逃げ出すという)。
2005年には3,341件の事故により5,000人以上の労働者が亡くなったという。事故に関連して処罰された責任者は200名を超える。このため、2006年には年間生産量が3万トンを下回る比較的小規模の炭鉱を2007年までに強制的に閉鎖する施策を発表している。
2005年に発生した主な炭鉱事故
海外向けのニュースで配信された主な事故。
アメリカ合衆国の炭鉱事故
エネルギーの安全保障政策の観点から、アパラチア炭田産をはじめたとして国内産の石炭の利用が行われており、露天掘りのほか、坑道による炭鉱も現存する。* 1962年 セントラリアの坑内火災。2007年現在、いまだに延焼中。
関連項目
外部リンク
北海道 そらち産業遺産と観光
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◆炭鉱についてピックアップ 1963年 三井三池炭鉱(福岡県)にて爆発事故。死者・行方不明者458人を出し、第二次世界大戦後の事故では最多の死者数を出す。 1965年 三井山野炭鉱(福岡県)にて爆発事故。死者・行方不明者237人 1981年 北炭夕張新炭鉱(北海道)にてガス突出・爆発事故。坑内に59名の安否不明者が取り残されたまま注水作業を開始し、最終的な死者は93人。 198... |


